K様邸 玄関庇及び軒裏一部改修工事②(久御山町)
リノベーション
日本瓦いぶしの入母屋造りの御宅。玄関屋根納まりも複雑で正面左の銅板谷板の腐食から、雨水の侵入があり、今回改修となりました。
リノベーション中
リノベーション前
漆喰仕上げ(のちに+白塗装補修)の軒裏がここまで変色するまでには結構な時間の経過があったものと思われます。黒く変色しだしたことで、雨水の侵入、谷板の腐食がわかり、すぐに施主様にて谷板の応急処置をされていたので、これ以上の大事には至らず、改修となりました。
リノベーション中
谷板をガルバリウム鋼板の谷板に取替えです。
リノベーション中
軒裏漆喰をカットし、内部の被害状況を調査の上、腐朽箇所の修復です。
リノベーション中
左官補修をして、その後、軒裏ケンエース艶消し白塗装にて仕上げにかかります。
リノベーション中
玄関庇も、銅板一文字葺きを撤去し、野地板、化粧野地も修理をして防水シートを張りガルバリウム鋼板にて仕上げにかかります。
ビフォアー/アフター
銅板一文字葺きの旧玄関庇。ガルバリウム鋼板のカレッセを採用することで、空気層の確保ができ、結露発生による内部浸食の軽減にもなり、横葺きのラインも既存建物の印象を損ねることなく、ケラバ廻りの納まりも役物使用でお洒落になりました。
軒裏の化粧野地の傷みがはっきりとわかります。木目に沿ったひび割れや、雨滲みが浮き出ているのも確認できます。化粧垂木や小舞はそのまま、杉の化粧板にて軒裏改修です。